子どもをほめて育てましょう。と言うけれど・・。
いつもα波が子どもの心と頭を開かせる。と心理的な面を大切に接していますが、少し「ハッと!!」させられる情報です。改めて親や教師の子どもとの向き合い方を考えるヒントに出会いました。
こんな実験結果をお知らせいたします。
子どもたちに、少し易しい問題のテストを受けてもらいました。どの子どもも、とても良くできて高得点を取ることができました。そこで、「良くできました!」と褒めてから次に「難しい問題」と「易しい問題」のテストのうち、どちらかを選んでテストを受けてもらう。という実験をしたところ・・。
『点数を取れたことを褒められた子どもは』→「簡単な問題を選び」→守りに入る気持ち。
『努力したことを褒められた子どもは』→「難しい問題を選んだ」挑戦する気持ち。いう結果がでたそうです。同じ“褒める”という行為が、このように子どもの心理に働くということに改めて気付かされます。
良い点を取れたことを評価する。良い点を取るための努力を評価する。では、次につながる子供の心理行動がこんなに違ってしまうことになるということに驚かされます。日常的な子供に対する会話や表情が、どのように受け止められているか。大人の何気ない言動が、子どもたちにとっては、次につながる分かれ道になっていることになっているのですね。