花丸学習会の考える子育ての最終ゴールは「子供が自立して幸せに生きていくこと」。ご家庭によって子育ての方針やめざすものがあるかもしれませんが、究極の部分はコロナ化の前から不変であり、これからも変わることはないでしょう。そして今、いい大学を出てい就職に先に就職したからと言って「幸せ」を確定されるわけではありません。予測できない未来を幸せに生きられる大人に育てるために、重要なことは、やるべきことを当たり前にやりきる「土台」の部分と「強み」になる部分を伸ばすことです。「土台」というのは、読み・書き・計算に加えて、約束や時間を守るなど規範を合わせたもので、特に重視したい基礎能力は集中力です。とはいえ、大人が「集中しなさい」と言って集中力が伸びた子はいません。集中力は、わき目もふらず没頭するかひたすら続ける中で力を磨くことで得られます。大部分が生活と遊びの中にあります。大人から見てどんなにくだらないことでも、本人が没頭していればその瞬間に大切なものをつかんでいます。自然の中で創意工夫しながら遊ぶことなど、学校の教材では得られない経験と発想力を手に入れます。一方の「強み」というのは、「思考力」。たいていは好きなことや個人の関心による、その人にしかできないことが価値をもつでしょう。これまでは『偏り』とされてきたことも、これからは「強み」として生きる可能性を秘めています。興味関心を強みとできることとして、どんな教育が我が子に合っているのか、情報があふれている現代で何をどう選んでいくかは、やって
みなくては分かりません。でも合っているかどうかは、子どもの
目の輝きを見れば明らかです。それを観察し続けること、見極め
ることこそが、親の大きな役割となるのでしょう。