みなさんの夏休みはどんなふうに、お過ごしでしたでしょうか。
家族には、それぞれにいろいろなスケジュールがあり、一緒に過ごせる時間はわずかかもしれません。
それでも都合を合わせて、帰省や旅行など楽しく過ごすことができたでしょうか。毎日、顔を合わせていても一緒に何か目的を持って過ごせる機会は、あまりないように感じます。
普段、当り前のように家族で食卓を囲んでいても、「誰と一緒に何をたべあたか。」「そこでどんな話をしたか。」など、あらためて見つめてみると、何か新しい発見があるかもしれません。
それぞれのご家庭において、「お味噌汁の味」「卵焼きの味」何一つとっても同じ味にはならないものです。「お家の味」を味わっていただきましょう。また食事の場では「家族と心を通わせ合う場」、「いただきます」「ごちそうさま」など、『しつけの場』になることもあります。
生涯を通して健康を維持していく為の食生活の基礎であり、習慣・文化を伝えていくことにも繋がっています。
食事を通して生活を支えてくれる人に心を向け、「感謝の気持ち」も育んでいくことも大事なことです。
私たちの食生活は、時代とともに移り変わっていく部分もあると思います。また、忙しいも毎日の中、みんなが揃って食卓を囲むことも難しいことなのかもしれません。そうした中でも家庭の食卓を支える「心」の側面は、後に受け継がれていくことでしょう。
心身共に健康であるための食のありがたさに感謝いたします。